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牧草ロール作り

冬に備え、牧草ロール作りをしています。

牧草ロールは、サラブレッドたちの寝床や食糧となります。


初夏から秋にかけて一年で2〜3回、

牧草を刈る→乾燥させる→ロール状にする→貯蔵

といった作業になります。


牧草が湿っているとカビの原因となるため、

4日間ほど晴れの日が続くタイミングを見計らい作業します。


牧草を刈り取るには、トラクターにモアコンディショナーと呼ばれる機械を牽引して行います。

刈り取りながら同時にプレス作業もしてくれるので、牧草に含まれる水分が減り、乾燥までの時間が短くなります。



刈り取った後は、ジャイロテッダーという機械をトラクターに装着し、刈った牧草の上を走り回ります。ジャイロテッダーは牧草を散らすことができるので、より早く乾燥させることができます。



十分に乾燥した牧草を、ジャイロレーキという機械を装着したトラクターで走行して筋状に集めます。



ジャイロレーキで集めた牧草に沿って、牧草を集めながらロール状にできるロールベーラーという機械を牽引したトラクターを走らせます。



集まった牧草はロールベーラーの中でこのようにロール状になります。



後方のドアが大きく上に開くと、傾斜によって牧草ロールが後方へ排出されます。



今では機械を使って作業していますが、

創業105年の東北牧場では、かつて、これらを手作業で行なっていたと聞きます。


大勢のスタッフで牧草を刈り、乾燥させた牧草を高く積み上げて貯蔵する。


そんな先人たちに頭が上がるはずもなく、

今日も機械を使って牧草ロール作りをしています。

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